修復は不可能!観光客が貴重な地形を踏み荒らす=「恥さらし」「モラルどこへ?」と批判―中国

Record China    2023年8月8日(火) 0時0分

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中国・陝西省楡林市にある観光地で観光客の女性が貴重な地形に踏み入って撮影する様子が物議を醸している。

中国・陝西省楡林市にある観光地で観光客の女性が貴重な地形に踏み入って撮影する様子が物議を醸している。中国メディアの星視頻などが伝えた。

報道によると、今月5日、同市靖辺県の丹霞地形と呼ばれる波を打ったような形をした貴重な場所に女性の観光客がよじ登り、記念撮影をする様子が動画で捉えられた。動画では手前に柵のようなものも映っていることから、女性は乗り越えて入ったとみられる。


翌6日、現地の担当者は「立ち入ることは許可していません。踏みつけられると(模様が)見えなくなります。修復することはできません」とし、「普段はスタッフが現場で巡回していて、(乗り越える人などを)見つけたら注意し、それでも駄目なら警察に通報します」と語った。

中国のネットユーザーからは「本当に恥さらしだ」「教育の失敗」「柵もあるというのに。本当に恐れ入る」「これぞ中国のおばちゃん」「モラルはどこへ?」「素養ゼロ」「年金を差し引いてやればいい」「それで、拘束したの?」「罰金だけじゃもうどうにもならない」「中国の法執行者は悪人に対して寛容すぎる」といったコメントが寄せられた。


報道によると、同観光地の丹霞地形は世界的にも珍しい貴重な景観で、極めて高い学術的価値を有している。靖辺県では2020年8月に観光客のカップルが岩に名前を刻む「破壊行為」があったほか、今年7月には甘粛省張掖市の丹霞地形でも観光客が柵を乗り越えて入り、地形を踏み荒らす事件が起きていた。

観光地の担当者は「多くの観光客は普通の山肌と勘違いしているが、実際は古代の化石のようなもの。踏まれると表面の砕屑岩が容易に破壊され、足跡一つでも元に戻るには60年かそれ以上の年月がかかる」と説明した。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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