台湾少年工の渡日80周年、日台交流協会「友好関係を代々受け継いでいく」―台湾メディア

Record China    2023年8月8日(火) 17時40分

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7日、台湾メディア・中時新聞網は、第2次世界大戦中に日本で飛行機の製造に従事した「台湾少年工」80周年を記念する式典が台湾・高雄市で行われたことを報じた。写真は日台交流協会のFBより。

2023年8月7日、台湾メディア・中時新聞網は、第2次世界大戦中に日本で飛行機の製造に従事した「台湾少年工」80周年を記念する式典が台湾・高雄市で行われたことを報じた。

記事は、高雄市旗津で5日、第2次世界大戦中に日本へ赴き戦闘機の製造などに従事した主に13歳から15歳の「台湾少年工」の記念碑除幕セレモニーが行われたと紹介。 日台交流協会が7日、日台友好の礎を築いた歴史と記憶を学び、かつての少年工の思いと意志を世代から世代へと受け継いでいくことを呼び掛けたと伝えた。

そして、日本統治時代の台湾総督府が1942年10月から公学校(日本統治下における台湾人を対象とした初等教育機関で、小学校に相当)、高等科、中等学校を卒業した若者を対象に神奈川県高座郡(現在の座間市)にあった「海軍航空技術廠相模野出張所」で各種軍用機の製造を専門に行う「台湾少年工」の募集を開始し、その第1陣が日本に渡った43年から今年で80年を迎えたと説明。太平洋戦争の中、「台湾少年工」は何百機もの飛行機が製造し、終戦後の46年初めに6隻の船で台湾に戻ったと伝え、87年には当時の記念として「台湾留日高座同学会」が設立されたと紹介している。

その上で、5日の除幕式では、日本台湾交流協会高雄事務所の奥正史があいさつの中で「元少年工の皆さんは苦難を乗り越え、激動の時代を経験しながらも、常に日本を忘れず、日台関係の発展に尽力してくれたことに敬意を表し、感謝の意を表す」と述べたほか、80周年を機に元少年工の思いと意志を世代を超えて受け継いでいくことの大切さを改めて心に刻みたいと語ったことを伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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