「バービー」と「オッペンハイマー」の争い、アカデミー賞にまで―中国メディア

Record China    2023年8月9日(水) 6時0分

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8日、環球時報は、今夏に公開され注目を集める一方で、ミーム問題で物議も醸したハリウッド映画「バービー」と「オッペンハイマー」が、アカデミー賞レースでも競走を繰り広げそうだと報じた。

2023年8月8日、環球時報は、今夏に公開され注目を集める一方で、ミーム問題で物議も醸したハリウッド映画「バービー」と「オッペンハイマー」が、アカデミー賞レースでも競走を繰り広げそうだと報じた。

記事は、米CNNの6日付報道で、「バービー」の興行収入が公開から17日間で10億ドル(約1432億円)を、「オッペンハイマー」が5億5000万ドル(約790億円)を突破し、両作品がそれぞれ異なる分野での「新記録」を更新したと紹介した。

そして「バービー」については女性が単独で監督を務めた映画作品として初めて興行収入10億ドル突破を達成する快挙を成し遂げ、今月中にも「スーパーマリオブラザーズ」を抜いて今年の年間興行収入ランキング1位に躍り出る見込みだとした。また、「オッペンハイマー」については世界の年間興行収入ランキングではまだ7位となっているものの、第2次世界大戦を題材とした作品では17年公開の「ダンケルク」が記録した5億2700万ドル(約760億円)を抜いて過去最高になったと伝えている。

また、中国本土では「バービー」が公開から18日で2億2900万元(約45億5000万円)の興行収入を獲得しており、「オッペンハイマー」は今月30日に公開が予定されているとした。

記事は、米国のエンターテインメント系雑誌「バラエティ」が6日、「バービー」で主人公のボーイフレンド・ケンを演じるライアン・ゴズリングについて「キャリアで最高のパフォーマンスを見せており、アカデミー賞の最優秀助演男優賞にノミネートされる可能性が高い」と予想するとともに、「オッペンハイマー」で主人公と対立するルイス・ストロース役を演じたロバート・ダウニー・ジュニアについても同じ賞にノミネートされる見込みだと予測し、「2人の人気スターが登場することで、オスカーの表彰式の視聴率はさらに高まることだろう」としたことを伝えている。

片や米国の人気人形キャラクターを主人公とするコメディー映画、片や「原爆の父」の生涯をモデルとした伝記映画という全くことなる性質を持つ両作品をめぐってはこのほど、オッペンハイマーの肩に座るバービーの背景にきのこ雲という第2次世界大戦時の原爆投下をやゆするようなミーム画像「バーベンハイマー」がネット上で拡散した上、映画「バービー」の公式SNSアカウントがこの画像をシェアしたことが物議を醸し、日本などから批判の声が出ていた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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