人民網日本語版 2023年8月10日(木) 0時30分
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甘粛省の嘉峪関は、明代長城の最西端にある関所で、今は有名な文化観光景勝地となっている。
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甘粛省の嘉峪関は、明代長城の最西端にある関所で、今は有名な文化観光景勝地となっている。嘉峪関出身の李森(リー・セン)さんは、持ち前の器用さと親しみあふれる地方の訛りを活かし、景勝地を訪れる観光客に独創性あるオリジナルの「関照(関所の通行許可証)」を発行し、かつての中国の領土を離れて西域へ向かうための「出国」儀式を再現している。そして李さん自身も「関長」として名を馳せるようになった。「関長」とは、古代に関所で旅商人や使者の往来をチェックする責任者のことだ。
43歳になる李さんは、今では嘉峪関で最も人気の高い「ネット有名人」となった。観光客の中には、「合法的に通関を許可する」と「関長」から通告されるためだけに、強風と炎天下で数十分も待つ人もいる。「関長」も絶えず新しいスタイルを生み出している。最初は宣紙に手書きだった「関照」から、印刷版や木板版、巻物式の「関照」へとバリエーションが増え、「通関許可」のセリフを考え、さらには「関長」の鎧や戦闘靴まで作るという凝りようだ。
「故郷の観光業のために、微力ながらも全力で貢献したい」。李さんはショート動画の自己紹介で、こう語っている。(提供/人民網日本語版・編集/KM)
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