人民網日本語版 2023年8月8日(火) 21時40分
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31省の上半期国内総生産データがこのほどすべて出そろい、広東省と江蘇省が初めて6兆元を突破した。写真は江蘇省の省都・南京。
2023年上半期(1-6月)、中国経済の運営状況は全体として回復好転の流れとなった。全国31省(自治区・直轄市)の上半期国内総生産(GDP)データが、このほどすべて出そろった。そのうち広東省と江蘇省のGDPが初めて6兆元(約120兆円)を突破。成長率が最も高かったのは上海市で、前年同期比9.7%増となった。15カ所の成長率が全国平均の5.5%を上回り、13カ所の成長率が6%を超えた。
GDPの規模を見ると、31省(区・市)の上位10位に並んだのは広東省、江蘇省、山東省、浙江省、河南省、四川省、湖北省、福建省、湖南省、安徽省で、この全国経済上位10省の順位は変動しなかった。トップ3も安定している。広東省は6兆2909億8000万元、江蘇省は6兆465億3000万元、山東省は4兆4125億元となり、広東省と江蘇省がそろって「6兆元クラブ」の仲間入りを果たした。
GDPの成長率を見ると、四川省と北京市が全国平均と同じ5.5%だった。全国平均を上回ったのは15カ所で、それぞれ上海市(9.7%)、海南省(8.6%)、チベット自治区(8.4%)、吉林省(7.7%)、内モンゴル自治区(7.3%)、浙江省(6.8%)、甘粛省(6.8%)、青海省(6.8%)、江蘇省(6.6%)、寧夏回族自治区(6.5%)、山東省(6.2%)、安徽省(6.1%)、河北省(6.1%)、湖北省(5.6%)、遼寧省(5.6%)となっている。
江蘇省と広東省の差がさらに縮まって、2022年同期の2600億元余りから今年上半期の2400億元余りに縮小した。上半期の江蘇省のGDP成長率は第1四半期(1-3月)に比べて1.9ポイント上昇の6.6%となり、4四半期連続で上昇した。
各省(区・市)の経済成長の状況の変化には、産業高度化の傾向も映し出されている。
第二次産業と第三次産業の好調さが目を引いた。第一次産業では、山東省、河南省、広東省、四川省の4省が2000億元(約4兆円)の大台を突破した。第二次産業では、江蘇省と広東省が2兆元(約40兆円)の大台を突破、山東省、浙江省、河南省、福建省、湖北省、四川省が1兆~2兆元(約20兆~40兆円)規模に達した。第三次産業では、広東省と江蘇省が3兆元(約60兆円)に達し、山東省と浙江省が2兆元に達した。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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