台風災害に対する社会的懸念を受けて、北京市政府は9日、記者会見で状況を説明しました。

7月29日から8月2日にかけて、北京市は豪雨に見舞われ、市全体の平均降雨量は331ミリで、平年の年間平均降雨量の60％に相当します。現在、各部門は洪水対策、災害救援、復旧・復興に全力を挙げています。

7月29日午後8時から8月2日午前7時にかけて、台風5号（トクスリ）の影響により、北京は史上まれに見る豪雨に見舞われました。8月9日午前0時現在、北京では洪水や家屋の倒壊などによって33人が死亡しました。5人が救助・救援活動中に死亡、18人が行方不明（救助・救援隊員1人を含む）となっています。会場では全員が起立し、犠牲者に黙祷を捧げました。

大まかな統計によると、洪水により129万人近くが被災し、5万9000棟の家屋が倒壊、14万7000棟の家屋が深刻な被害を受け、1万5000ヘクタールの農作物が被害を受けました。（提供/CRI）