海底撈も夜市に参入、火鍋産業の新たな競争が始まる?―中国

人民網日本語版    2023年8月13日(日) 18時0分

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海底撈が夜市に参入したことが話題となっている。

山東省青島市の多くのネットユーザーが9日、「地元の夜市をぶらぶらしていたら、火鍋レストラン『海底撈』の屋台を見つけた」という情報を発信した。ウイキョウ入りミニ油条(揚げパン)が8元(約160円)、毛血旺(四川名物の激辛煮込み料理)が9.9元(約200円)、その場で揚げる豚肉の衣揚げが16元(約320円)で売られていたといい、多くのネットユーザーが「ついに海底撈も夜市の競争に参入!」とコメントした。

これについて海底撈の関係者は、「海底撈は確かに複数の都市の夜市に屋台を出しており、店舗が現地の消費者の好みに合わせて打ち出した革新的な試みだ」とコメントした。

海底撈は夜市に屋台を出しただけでなく、最近はコンサート会場の入り口付近でも人々を待ち受けるようにしている。6日夜、広東省広州市でジジ・リョン(梁咏王其)のコンサートが終わると、一部のファンが海底撈の無料バスに乗り込んだ。バス内ではペットボトルの水とパンが提供され、ペンライト、音響設備、マイクも用意されていたという。

似たような場面は北京や上海などでも見られた。上海の海底撈は南京東路の夜市に屋台を出し、主に串料理を販売する。山西省のある海底撈は屋外で夜食の移動販売(キッチンカー)を行い、周りにキャンプ用の椅子とテーブルを並べ、非常に屋台らしい雰囲気があったという。

海底撈が屋台で火鍋などの料理を販売して消費者を呼び込もうとする裏には、消費が回復する中で火鍋産業の新たな競争が始まったことがある。同時に、各地で市民や観光客が「夜になると街に繰り出す」状況により、ナイトタイムエコノミーの巨大なニーズが生まれたこともある。浙江省杭州市西湖区を例にすると、2023年1-7月に夜間消費277億1000万元(約5542億円)を達成し、1日の消費の47.4%を占め、割合が前年同期比で12.8%上昇した。同区の「夜間消費」はその多様なスタイルにより、「昼間消費」に戦いを挑もうとしている(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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