湖北省初の「デジタルツイン病院」が開業

人民網日本語版    2023年8月14日(月) 5時0分

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患者が料金を支払うと処方箋が同時に薬局に送られ、患者は窓口に到着すると薬を受け取れる。受け取りは最短8−10秒。「人が薬を待つ」が「薬が人を待つ」ように変わった。これはまさにスマート医療サービスのシーンの一つだ。科技日報が伝えた。


武漢市中心病院楊春湖エリアが9日、開業した。 武漢市中心病院楊春湖エリア外来薬局では、薬品の補充・配薬システム全自動ロボットアームが高速に動いていた。同エリアは湖北省初の「倉庫・配薬一体化」スマート薬局を持ち、箱詰め薬品スマート高速配薬装置、全自動内服薬単位服用量小分け装置、静脈薬調合一体装置、製品点滴仕分け装置がある。薬品の入庫、出庫から、伝送、患者への配布に至るプロセス全体がペーパーレス化、自動化、スマート化されている。 同エリアの総床面積は23万平方メートルで、病床数は1000床。平時と感染拡大時を結びつけた「デジタルツイン病院」の構築を目標に、リモート立会診察や受診などの各方面の情報化サービスを実現している。 大手病院内の各種物資の輸送は以前、「人+台車+エレベーター」に頼っていた。スマート物流の同エリアでの導入に伴い、自動化、スマート化配送が現代病院物流運営の「ニューノーマル」になった。同エリア全体に箱型物流・気動物流システムが設置され、病室、手術室、医療技術診療科・部門、倉庫などのエリアを結ぶことで、自動配送が実現された。人的資源を大幅に節約した上、病院の運営効率も高めた。 同エリアはスマート管理の面では、デジタル化運営指揮センターが構築され、デジタルツイン技術により実体の病院が物理空間からデジタル空間に「移され」、拡大・縮小が可能な等身大の「デジタル病院」になった。


この管理システムにより、職員は指揮センターで病院の動的な運営状況を把握できる。病院の施設・設備という大きなものから病院の電力、ガス、水、冷熱源などのエネルギーデータという小さなものまで、すべてを1枚のディスプレイで統一的に管理し、ワンタッチで指揮できる。「デジタルツイン病院」は病院をより良く管理するだけでなく、患者の受診体験をより快適にすることもできる。ワイヤレスIoT(モノのインターネット)技術を運用することで、荷物の無人輸送やロボットによるベッドまでの配膳などのサービスを実現している。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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