中国第13回北極海科学観測の第1段階任務である中部北極海太平洋海域での科学観測の主要作業が11日にすべて完了しました。

この科学観測作業は7月26日から17日間にわたって実施されました。観測隊は極地科学観測砕氷船「雪竜2号」に乗り込み、海洋関連の物理学、化学、生物学など多くの学術分野をめぐり、大気、海氷、海洋と海底環境の調査、生物群と資源調査、汚染物質モニタリングなど10項目以上の作業を実施しました。その成果として大気や海水、堆積物、海洋生物、海氷などのデータとサンプルを大量に入手し、北極海の遺伝子バンクと海洋生物標本をさらに豊富にしたとのことです。

また、中国とタイの科学者が北極海のマイクロプラスチック調査を協力して行い、水や堆積物中のマイクロプラスチックのサンプル採取を完了し、マイクロプラスチックによる環境問題の研究に貢献しました。（提供/CRI）