趣味を仕事にする若者が増加、爬虫類ショップで働く若者たち―中国

人民網日本語版    2023年8月16日(水) 20時30分

拡大

チンチラやハムスターなど、愛らしく、かわいく、おとなしい小動物のほか、個性的で、目新しく、観賞価値が高く、さらに手のりにできる爬虫類が近年、中国の若者の間で人気のペットとなっている。

(1 / 3 枚)

チンチラやハムスター、フクロモモンガ、フトアゴヒゲトカゲ、ヒョウモントカゲモドキなど、愛らしく、かわいく、おとなしい小動物のほか、個性的で、目新しく、観賞価値が高く、さらに手のりにできる爬虫類が近年、中国の若者の間で人気のペットとなっている。この若者を中心とした新たなコミュニティーには、初心者の購入者のほか、愛好家からブリーダーへとレベルアップしている販売者もいる。後者の中には、趣味を仕事とし、長期的なキャリアプランを立てている人もいる。


その他の写真

若者の間でますます高まりみせる爬虫類人気

北京市で有名な植物・ペット専門の市場「新官園」にある小動物や爬虫類を販売している店では、20~30歳の若い店員がたくさん働いている。 于紀霖(ユー・ジーリン)さん(27)は、仕事のプレッシャーが深刻だったグラフィックデザイナーの仕事を辞め、今年7月から「新官園」の爬虫類ショップで働き始めたという。「爬虫類は今よく売れている。若者の間でとても人気で、自分もとても興味があったので、この店で働くようになった」と話す。

新官園の他の店で働いている若者のほとんども、「爬虫類が好きなので、爬虫類ショップで働いている」と話していた。その多くが、子供のころから各種ペットを飼っており、経験豊富だ。そして彼らは大学などではこうしたペットとは関係のない専攻を学び、関係のない業界で働いていたものの、今では縁あってペット業界で働くようになったのだという。

爬虫類が大好きで、新官園の常連客という00後(2000年以降生まれ)の大学生・黄景逸(ホアン・ジンイー)さんは「ここ数年、百度貼吧やbilibili(ビリビリ)といったプラットホームに投稿される爬虫類の動画がどんどん増えている。周りでも爬虫類に興味がある友達が爬虫類をペットとして飼うようになっている。多くの人、特に若者の間で爬虫類がますます受け入れられるようになっていると思う」と話す。


趣味を仕事にする若者が増加

爬虫類業界で働くようになった于さんは、そこには利益率の高いビジネスが潜んでいる可能性があることも知った。数千元(数万円)で購入したクモのペアの繁殖に成功し、数千匹が孵化。半年後に亜成体となり、1匹当たり数百元から1000元(数千円から2万円)の利益を出すことができるようになったのだ。そのため、2年前から本格的にクモの大規模飼育を始めたという。

繁殖や養殖を行うようになると、爬虫類の愛好者はブリーダーへと変わっていく。陳堯(チェン・ヤオ)さん(35)は、小動物・爬虫類業界で働くようになって13年になり、新官園で現在、こうしたショップ3軒を経営している。そんな陳さんは、「動物の繁殖というのは我慢の連続。養殖とはお金を動物に、時間を経験に変える過程。店の経営よりもブリーダーの方が好き」と話す。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

※本記事はニュース提供社の記事であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。すべてのコンテンツの著作権は、ニュース提供社に帰属します。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携