台湾メディアのTVBS新聞網は15日、「歩行者の地獄にとどまらず！台湾の道路のある現象が超恥ずかしい、日本人も驚き」との記事を掲載した。

台湾の歩行者よりも自動車優先の交通事情はたびたび台湾メディアに報じられており、「歩行者の地獄」とも表現されているが、記事は「歩行者の地獄だけでなく、道路のデコボコや穴による交通事故もたびたび起きている。各地方自治体も改善に力を入れているが、依然として外国人が首をかしげる状態が続いている」と伝えた。

その上で、台湾のネット掲示板PTTのある投稿を紹介した。投稿主は、近々帰国する予定の日本人の友人から「台湾人にとっては道路を平らに舗装するのは難しいことなの？。もしできないなら日本人に教えてもらった方がいいよ」と言われたことを明かし、「どのように答えればいいのだろうか」と他のユーザーに問い掛けた。

台湾の道路はアスファルトで舗装されていても平らではなくデコボコしている場所が少なくないようで、同記事は路側帯の白線が道路のゆがみによって波を打っているように見える写真を例として掲載している。

この投稿には大きな反響があったといい、「もう恥ずかしくて何も言えない」「日本の道路工事は厳格さのレベルからして台湾とは違う」といった声が上がる一方、「きれいに舗装したら台湾らしさがなくなる」「交通整備をきちんとやり過ぎたら予算の使いどころがなくなるじゃないか」「彼にこう答えてあげな。台湾の道路舗装は『技術』ではなく『政治』なんだって」「きちんと舗装しないからずっと舗装工事をし続けられるんだよ。日本人には分からないだろうな」との声も多く見られたという。（翻訳・編集/北田）