中国メディアの新浪新聞は17日、列車で3つの座席を使用していた母子を高齢男性が激しくののしる騒動があったと伝えた。

報道によると、母親は手術を受けたばかりの子どもが横になって移動できるように3席分のチケットを購入していた。しかし、「座席なし」のチケットで乗車していた高齢男性が「2人で3つの座席を占領するとはけしからん」などとののしり、母親はあまりの剣幕に泣き出してしまったという。

現場で撮影された映像には、鉄道警察官が男性に対して「あなたはちょっと行き過ぎですよ。自分で考えてみてください。お困りなら私たちに言ってください。子どもを押しのけて座ろうとした上にののしるなんて何をしているんですか」「あの子は手術したんです」「あの方は3席分購入しています」などと説明する様子が映っている。

鉄道サービスの窓口「鉄路12306」の担当者は「座席を多く購入することは禁止していません。ご本人が購入されたものなら乗務員に状況を説明してください。人道主義の観点から、乗務員は（2人で3つの座席の）使用を認めないということはありません。騒動に巻き込まれた場合は乗務員に連絡してください」と呼び掛けた。

中国のネットユーザーからは「『ちょっと行き過ぎ』ではなく『あまりにも行き過ぎ』だ」「貧乏な上に狂暴」「手術をしたのなら横になる必要は確かにある。それに、料金もきちんと支払っている」「自分で金を出して買った席に座っているだけ。あんた（男性）には関係ない」「誰がわざわざたくさん金を払いたいんだ。やむにやまれぬ事情があるからに決まってるだろう」「相手が女や子どもだから強気に出ているのだろう」など男性を非難する声が寄せられた。（翻訳・編集/北田）

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— 中国動画 (@RC00547555) August 17, 2023