「中国で最も美しい駅」と呼ばれるアルシャン駅に観光客が殺到

人民網日本語版    2023年8月20日(日) 17時10分

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中国の北方エリアには待合スペースと切符売り場の面積はわずか約20平方メートルにすぎないものの「中国で最も美しい駅」と呼ばれ、毎年たくさんの観光客が押し寄せるアルシャン駅がある。

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中国の北方エリアには待合スペースと切符売り場の面積はわずか約20平方メートルにすぎないものの「中国で最も美しい駅」と呼ばれ、毎年たくさんの観光客が押し寄せるアルシャン駅がある。

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エキゾチックなムード漂う小さな駅


内モンゴル自治区ヒンガン盟にあるアルシャン駅は、あっという間に「見学」が終わってしまうほど小さいものの、「一目惚れ」してしまうほどの魅力ある駅だ。吉林省の白城市と内モンゴル自治区のヒンガン盟アルシャン市を結ぶ白阿鉄道の三等駅であるアルシャン駅は1937年に建設され、2013年に中国の「全国重点文化財保護単位」に指定された。 全長354キロの白阿鉄道は内モンゴル自治区と東北エリア結び、経済的に重要なルートとなっている。


アルシャン駅を発着する列車は、旅客列車2本と貨物列車2本の合わせて1日4本で、北京、山海関、大連、吉林といった地域と結ぶ観光列車も不定期で発着している。アルシャンが旅行のオンシーズンを迎えると、この小さな駅は大勢の観光客でにぎわう。こうした観光客にサービスを提供するため、同駅では地方の文化・観光当局と連携し、「ワンストップ型」のサービス体系を整備しているほか、市の行政交通当局と協力して旅客の受け入れに取り組んでいる。

絵に描いたような景色が1年中広がるアルシャン


「アルシャン」というのは山ではない。その正式名称は「ハロン・アルシャン」で、モンゴル語で「温かく清らかな泉水」という意味だ。ヒンガン盟北西部に位置するアルシャン市の総面積は約7409平方キロ。フルンボイル草原、シリンゴル草原、ホルチン草原、モンゴル草原という4つの大草原がそこで交差し、森林率は80%に達する。そして、7月や8月でも平均気温は22度と過ごしやすい。


アルシャンには大興安嶺山脈の下に広がる広大で雄大な草原や松林があるほか、国境の町であるため、静かで優雅な雰囲気も漂っている。春には雪の中で咲くツツジの花、夏には青々と茂る山や雲海、秋には息をのむような紅葉の景色、冬には神秘的な霧氷の景色など、アルシャンでは四季折々の風景を楽しむことができる。

そんな美しい景色が目白押ししのアルシャンに行きたいと思ったら、切符をすぐに買って、列車で出発してみてはどうだろうか。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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