Record China 2023年8月19日(土) 11時0分
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17日、北京青年報は、世界陸連が女子選手のテストステロン値規制を強化したことで、中国選手が巻き添えを食らったと報じた。
2023年8月17日、中国メディアの北京青年報は、世界陸連が女子選手のテストステロン値規制を強化したことで、中国選手が巻き添えを食らったと報じた。
記事は、世界陸連が3月23日、トランスジェンダー、性別不明者、性別不詳者の陸上競技参加基準の強化を発表し、同31日から男性として思春期、すなわち第二次性徴を迎えたトランスジェンダー選手を、女子カテゴリーの国際大会から除外することにしたと伝えた。
また、世界陸連がいわゆる「DSD(性分化疾患)選手」の大会エントリー基準も強化したと紹介。これまでは女子400メートル、400メートルハードル、800メートル、1500メートル、1マイル(1.61キロ)出場者のテストステロン血中濃度を1リットル当たり5ナノモルとしていた基準について、今月31日からの新ルールでは女子の全種目において24カ月間テストステロン値を1リットル当たり2.5ナノモル以下に維持することが義務づけられたとしている。
そして、この新ルールが「何人かの中国人ランナーを巻き込んだ」とし、2019年の第19回全国大学陸上競技選手権大会女子100メートルで11秒台を出した廖孟雪(リアオ・モンシュエ)や女子400メートルの新鋭・董曽歓(ドン・ゾンホアン)が基準に引っかかって全国陸上チャンピオンシップ、全国陸上競技選手権、アジア陸上大会などの主要大会の舞台に立てなくなったと伝えた。
記事は、平均的な成人女性のテストステロン値は1リットル当たり0.12〜0.179ナノモル、男性は同7.7〜29.4ナノモルであり、陸上界における最も代表的なインターセックスアスリートとされる南アフリカのセメンヤはテストステロン値が同7〜10ナノモルで、平均的な男性の範囲の下限に近い数値になっていると紹介した。(翻訳・編集/川尻)
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