道具から歌詞まで?配信中のファンタジー時代劇「七時吉祥」にパクリ疑惑浮上

anomado    2023年8月19日(土) 14時0分

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中国の動画配信サービスの愛奇芸で10日に配信を始めたファンタジー時代劇「七時吉祥」にこのほどパクリ疑惑が浮上し、物議を醸している。

中国の動画配信サービスの愛奇芸(iQIYI)で10日に配信を始めた人気俳優ディン・ユーシー(丁禹兮)と女優ヤン・チャオユエ(楊超越)によるファンタジー時代劇七時吉祥」にこのほどパクリ疑惑が浮上し、物議を醸している。

事の発端となったのは、あるネットユーザーによる「登場人物が使用した武器が『秦朝の輝く月(原題:秦時明月)』に出てくる墨眉剣そのもの」との投稿。「秦時明月」は2007年に公開された3D武侠アニメで、高い知名度を誇っている。話題の墨眉剣はアニメの版権を有する杭州玄機科技が13年に著作権登録を行い、その後特定業者とのコラボで商品化されている。

このパクリ疑惑に対し、「七時吉祥」の武器道具を担当したスタッフは、「剣は横店影視城(ドラマの撮影地)の正規土産店で購入したもの。舞台映えが良かったので購入後に少し加工を施した。『秦時明月』の派生商品とは承知していなかったものの、確認不足でドラマファンと制作チームに多大な迷惑をかけてしまった」と釈明した。

道具のパクリ疑惑の他、ドラマ挿入曲の歌詞も「秦時明月」のテーマ曲に酷似しているとの指摘が寄せられているが、これに関して「七時吉祥」側からまだコメントは寄せられていない。

一連の指摘に対し、「秦時明月」側は「七時吉祥」にいかなる音楽や映像、道具の使用も許諾しておらず、会社の法務部を通して事実確認を行い、法的責任を追及する権利を留保すると声明を発表した。

事態を知ったファンからは「横店で『秦時明月』の剣が買えるにしても、タグに説明などが付いていたはず。購入し加工までしたので、意図的にパクったとしか言いようがない」「道具だけでなく歌詞もか」「15年前の人気アニメだから、制作チームの中で誰も知らなかったは通用しない」などの指摘が相次いだ。(編集/RR)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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