サムスンがライバルのLGと手を組んで中国に対抗か―中国メディア

Record Korea    2023年8月23日(水) 15時0分

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中国メディアの環球網は22日、「韓国のサムスン電子がライバルのLGディスプレーと手を組んで中国に対抗か」とする記事を掲載した。

中国メディアの環球網は22日、「韓国のサムスン電子がライバルのLGディスプレーと手を組んで中国に対抗か」とする記事を掲載した。

記事は韓国・朝鮮日報の21日付記事を基に、「背後に迫る中国メーカーとの差を広げるため、サムスンは最新発表のテレビで初めてLGディスプレーが生産したパネルを使った」と伝えた。このテレビは83インチの有機EL(OLED)4Kテレビで、使用されたのはLGディスプレーの白色OLEDパネルだ。

ライバルの製品を採用した背景にはサムスンのOLEDパネルの生産量不足などがあるといい、記事は「現在、高性能OLEDパネルの生産が可能な企業はLGディスプレーだけだ」と指摘。また、日本メディアから「今回の両社の協力はウィンウィンと言える。サムスンはOLEDパネルの安定供給を手に入れ、赤字続きのLGディスプレーも利益が確保できる」との声が聞かれたことを紹介した。

記事によると、朝鮮日報は「サムスンとLGディスプレーの提携は中国企業の台頭がかなり影響した」と分析している。中国の京東方は液晶パネル出荷数で世界1位となっており、OLEDパネルでは同社や華星光電、維信諾が大型工場の建設を準備している。中国企業の今年のパネル出荷数はサムスンとLGディスプレーを上回るとの予測もあり、京東方の今年のOLEDパネル出荷数は前年比50%以上増加する見込みだ。

韓国のIT業界の関係者は、「サムスンとLGディスプレーはOLEDテレビを中心に、世界のハイエンドテレビ市場での主導権を強化することを期待している」との見方を示しているという。(翻訳・編集/野谷

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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