CRI online 2023年8月23日(水) 14時50分
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中国外交部の孫衛東副部長は22日、日本の垂秀夫駐中国大使を呼び出し、日本政府が今月24日に福島第一原発の放射能汚染水の海洋放出を開始する決定について厳正な申し入れをおこないました。
孫副部長は「日本政府は国際社会の強い疑念と反対を顧みず、頑迷に福島第一原発の放射能汚染水の海洋放出を開始すると宣言した。これは公然と中国を含む周辺諸国や国際社会に汚染のリスクを転嫁させ、一国の私利を地域ならびに世界各国の人々の長期的な幸福の上に置くものであり、私利私欲をむさぼる極めて無責任なことだ」と訴えたうえで、中国はこれに厳重な関心を寄せて強く反対すると表明しました。
孫副部長はまた、「福島第一原発の核事故はこれまで世界で発生した危害が最も深刻な核事故の一つであり、多大な放射能物質の漏えいが発生したことから、海洋環境、食品安全、人類の健康に大きなダメージをもたらしている」と述べた後、「海洋は全人類の生存に関わる生態系であり、日本側が放射能汚染水を勝手に海に放出することは許さない」と訴えました。
さらに、「日本側が強引に放射能汚染水を海に放出させることは、全世界の海洋環境と全人類の健康を賭けることだ」と強調し、一刻も早く誤った決定を撤回し、放射能汚染水の海洋放出計画をやめて、誠意と善意をもって周辺諸国と話し合い、責任あるやり方で放射能汚染水の処理に取り組み、世界海洋環境に不可測な破壊と危害をもたらすことを避けるよう日本側に呼び掛けました。また、「そうでなければ、中国政府はあらゆる必要な措置を講じて、海洋環境、食品安全、人々の健康を断固として守っていく」と表明しました。(提供/CRI)
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