ドイツ企業「中国はドイツよりも魅力的」―独メディア

Record China    2023年8月25日(金) 10時0分

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23日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、ドイツ企業にとって自国よりも中国の方が魅力的であることが調査の結果から明らかになったと報じた。写真は上海。 

2023年8月23日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、ドイツ企業にとって自国よりも中国の方が魅力的であることが調査の結果から明らかになったと報じた。

記事は、調査分析会社カンターが21日に発表したドイツ企業を対象とする調査結果で、製造業では2社に1社が中国に魅力を感じている一方、自国のドイツに魅力を感じている企業は38%にとどまったことが明らかになったと伝えた。

また、具体的な拡張計画を持つ企業のうち、ドイツで生産ネットワーク拡大の投資を行う企業は40%にすぎず、現在拡張計画を立てていない企業の間でもドイツへのさらなる投資に積極的なのは3分の1にすぎなかったと紹介。一方で、現在ドイツ国外への進出に関心を持っている企業のうち40%がアジア進出を希望しており、特に中国だけで15%に達したほか、欧州が35%、北中南米が32%(うち3分の2が米国への直接投資を希望)を選んだとしている。

その上で、ドイツのコンサル企業FTI-Anderschのマイク・ツェラーCEOが「多くの企業にとって、ドイツは明らかに魅力を失っている。その理由は、エネルギー価格、エネルギー供給、規制環境、専門人材不足などだ」と指摘する一方で、「中国は多くのドイツ企業にとって魅力的な場所であることに変わりはない。その理由は人口が多いからだけではなく、企業にとっては労働時間規制が柔軟で、ドイツよりも適切な従業員を見つけやすいからだ」と述べたことを伝えた。

記事は、ドイツ政府が新たな中国戦略の中で、対中国ビジネスのリスクと依存度を低減するよう企業に求めているものの、調査ではすでに中国で事業を展開している企業の約84%中国にとどまることを望んでいることも明らかになったと紹介した。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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