＜中国で最も美しい地方・十大名山＞ 中国のアルプス・貢嗄山（貢カツ山）―四川省

貢嗄山は 四川省甘孜蔵（チベット）族自治州、康定、九竜の県境の中心に位置する。標高7556 mで、南北約200kmに海螺溝、木格錯、五須海、貢嗄南坡等が連なっており、面積はl万平方km。中国国内で生態系が完全な形で残る場所の1つとされ、国家級風景名勝区に指定されている。

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また、貢嗄山地区にはチベット族、イ族などの少数民族が暮らしており、地区内には貢嗄寺、塔公寺などのチベット仏教の寺院がある。観光客は多彩な民族の風情を味わうことができる。

貢嗄山は世界第二の高峰、四川省では最高峰だ。蜀では“群山之王（山の王様）”と称えられ、1957年中国の登山隊が登頂した。主峰からそれに連なる峰々まで万年雪で化粧をしている。周囲には標高5〜6000 m級の雪山145峰が連なり、壮観である。

＜中国で最も美しい地方・十大名山＞シリーズでは、2005年に「中国国家地理」雑誌社の企画「中国で最も美しい地方」で十大名山に選ばれた山々の写真をお届けする。（翻訳/編集・YO）