台湾が中国人観光客への制限を緩和―仏メディア

Record China    2023年8月25日(金) 17時0分

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24日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、台湾が中国本土からの旅行者に対する規制緩和を発表したことを報じた。写真は台湾の桃園国際空港。

2023年8月24日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、台湾が中国本土からの旅行者に対する規制緩和を発表したことを報じた。

記事は、台湾の大陸委員会が24日、中国本土から商務目的で台湾を訪れる旅客について28日より制限を緩和するほか、第三国に在住、留学する中国本土籍の観光訪問申請についても管理可能なリスクと適切なサポートを前提に9月1日から再開すると発表したことを紹介した。

また、団体旅行についても計画の再開を推進し、当初は1日当たり延べ2000人の中国本土ツアー客を受け入れる方針を示した一方で、具体的な実施日については「今後1カ月の準備期間をおいて、中国本土の反応を見て決定する」としたことを伝えた。

台湾と中国本土間の渡航については、新型コロナによって完全に停止した後、中国本土の台湾事務弁公室が今年5月19日に台湾人ツアーの受け入れを再開すると発表した一方で、台湾当局は現時点で個人旅行でのみ中国本土への渡航を認め、ツアー旅行については認めていない。また、中国本土も台湾へのツアー旅行を認めておらず、今年2月に一部の国・地域向けに団体旅行を解禁した際、そして今月上旬に日本や米国を含めた新たな団体旅行解禁措置が取られた際にも台湾は対象に含まれなかった。

記事は、台湾観光業者協会の李栄浩(リー・ロンハオ)会長が「新型コロナの大流行以前、台湾の観光産業の3分の1以上は中国本土客が占めていた。現在の健全ではない観光業界の状況は新型コロナとは無関係。台湾当局が打ち出している措置が非常に不十分であることが原因だ。われわれには中国本土の観光客が必要だ。観光産業は苦しんでいる」と訴えたことを伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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