江蘇省北部沿海の大部分の海域で27日夜から28日昼にかけて、平均風力9級、突風10～11級の強風が発生しました。連雲港市の灌河口海域では28日未明から早朝にかけて、船舶2隻が相次いで遭難しましたが、25人全員が無事救助されました。

28日午前0時20分、「正和9」から連雲港海上捜索救助センターに通報がありました。貨物室と機関室が相次いで浸水して座礁したため、10人が救命胴衣を着て操縦室に集まり、船から離れようとしましたが、強風のため救命ボートを出すことができませんでした。通報を受けた連雲港海上捜索救助センターは、連雲港海事局や東海救助局の関係者、救助船と現場に駆けつけ、8時47分に遭難した10人全員を無事救助しました。

同日午前5時50分には、「華海601」（乗組員15人）から、船体が激しく傾き沈没の危険があるとの通報がありました。当時は風が強く、波が高かったため、救助船の接岸は困難でしたが、1時間後に遭難した乗組員全員が救助されました。「華海601」はその後、転覆して沈没しました。事故原因は調査中です。（提供/CRI）