日本批判を目的とした動画が逆に日本が法治国家であることを示す―華字サイト

Record China    2023年8月31日(木) 11時0分

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海外華人向け情報サイト・文学城は29日、「彼の動画が図らずも日本が法治国家であることを示した」との文章を掲載した。

海外華人向け情報サイト・文学城は29日、「彼の動画が図らずも日本が法治国家であることを示した」との文章を掲載した。

同文章は、「油頭四六分」の名で活動する在日中国人ブロガーが先日、東京・新宿にある飲食店の看板に「中国人へ 当店の食材は全て福島県産です」と書かれていたことを差別だと問題視し、警察に通報して書き換えさせた動画が抖音(Douyin。中国版TikTok)で注目を集めたと説明した。

そして、「この動画は現在116万以上のいいねを集めており、日本が福島第一原発の処理水を放出したというニュースを背景に、多くのネットユーザーが『愛国者の勝利』などとコメント欄で歓喜している」とする一方、「ナショナリズムをあおってクリック数を稼いでいるだけとの指摘も出ている」と紹介。同ブロガーは普段日本のご当地グルメ紹介をしているが、過去には「広島の特産品に原爆がある」などと不適切な発言をしていたことにも触れた。

その上で、今回の動画については図らずも日本社会の高度な文明・法治を示すことになったとの見方も少なくないとし、「駆け付けた警察官にせよ、通行人にせよ、店主にせよ、すべての日本人が平和的な姿勢で関わり、論理的で互いに話を聞き、妥協する形で騒動を収束に導いた」と言及。動画を見た抖音ユーザーからは「この小国(日本)の国民の素養は手本にすべきと言わざるを得ない」と称賛の声まで出ていたと伝えた。

同文章はほかにも抖音に寄せられたコメントを箇条書きで紹介しており、「これはある意味で現地の文明レベルが素晴らしいことを表している」「日本の警察は礼儀正しい」「中国人だけが冷静さを欠いている」「これが文明社会の良いところ。国内ならとっくに病院送り」「彼の動画は日本が徹頭徹尾、法治国家であることを示している」などを取り上げている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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