中国英字紙チャイナデイリー（中国日報）は30日、英国人ブロガーが日本の処理水放出にだんまりを決め込む海外メディアを非難したと報じた。

チャイナデイリーの微博（ウェイボー）アカウントは、英国人ブロガーのジェイソン・ライトフットさんの動画を投稿。ライトフットさんは動画の中で「日本はこの水（処理水）が安全だと言っているが、安全ならなぜとどめておかないのか？しない。なるほど、海に流すのは安全で、自分のところにとどめておくのは安全ではないということか。自分で飲んだり使ったりするのは安全ではないのだ」と語った。

また、「西側メディアはみんな黙っている。何の報道もない。日本は米国の傀儡（かいらい）だから彼らは何も言わない」と主張し、「もしこれが中国だったら、彼らは狂ったように報じ続けるだろう。毎日ヘッドラインに上り、数カ月あるいは数年はトップニュースであり続ける。しかし今は違う。日本だから。『ああ、日本は私たちの友人で盟友だからね。こういうスキャンダルはカーペットの下に隠しておけばいい』」と皮肉った。

この投稿のコメント欄には中国のネットユーザーから「この人は頭がはっきりしている（グッド）」「その通り！」「これが真実」「海外メディアはこの問題についてもダブスタだ」「もし中国なら海外メディアは大興奮で爆発するだろう」「よくぞ言った。ついに西側メディアを批判する者が現れた。覆い隠せば真相は誰にも知られないと思っているのだろうが、早晩白日の下にさらされる」との声が上がった。

また、「欧米が黙っているどころか、中国の芸能人もそろって黙り込んでるけどな」との声にも多くの共感が集まっている。新疆ウイグル自治区の人権問題など政治がらみの問題にも積極的に立場を表明する中国の芸能人たちが、今回はほとんどコメントを発していないことに不満のようだ。

なお、ライトフットさんは中国人女性と結婚し、中国貴州省で長年生活した経験を持つ。これまでにも真実の中国を伝えることを目的にさまざまな動画を撮影・投稿している。（翻訳・編集/北田）

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— 中国動画 (@RC00547555) August 31, 2023