中国の俳優フー・ゴー（胡歌）が29日、中国のSNS・微博（ウェイボー）でボサボサな無精ひげと顔の傷跡がくっきり写っている自撮り写真に、17年前の交通事故を思わせるメッセージを添えて投稿し、ファンの関心を集めている。

フー・ゴーは2006年8月29日の交通事故で「顔面崩壊」といわれるほどの大けがを負い、同乗していたマネージャーは帰らぬ人となった。その後、顔面手術を繰り返し、2年後には奇跡的に芸能界復帰を果たしていた。「仙剣奇侠伝3」や「琅琊榜～麒麟の才子、風雲起こす～」をはじめとする人気時代劇や数々の現代ドラマで主演を務め、中国の芸能界で圧倒的な存在感を放ってきた。

しかし最近になって、SNS・微博（ウェイボー）で「今後5年撮影をせず、もっと意義のあることをしたい」「野生動物保護のために可可西里の無人区に入らないように」などの投稿を行い、波紋を呼んでいた。さらに29日には、「僕はたくさんの人に迷惑をかけてきた。短い人生にふさわしい生き方をしたい」との文に無精ひげの写真を添えて投稿した。

投稿を見たファンからは「8月29日は交通事故で助手を無くした日。これは亡くなった人を弔うための投稿」「死に近い経験をしたから外見や利益を見抜き、いろいろ悟ったのでは？」「すでにたくさん手に入れたから、執着を手放している」などフー・ゴーの気持ちに寄り添う意見や、「結婚し子どもができた男はこんな感じ」「フー・ゴーをまねする人が多い中、フー・ゴーはフー・ゴーを捨てている」といった冷静なコメントが寄せられた。（編集/RR）