来館者が壊した標本に20万円以上の修復費用、博物館「見つけ次第、賠償請求」―中国

Record China    2023年9月3日(日) 9時10分

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31日、極目新聞は四川省の博物館のカジキの標本の骨が来館者の男性に折られていた事件を伝えた。

2023年8月31日、中国メディアの極目新聞は、四川省の博物館で展示中だったカジキの標本の肋骨部分が、来館者の男性によって折られていた事件を伝えた。

記事によると、事件が起きたのは四川省の「成都生命奥秘博物館」で、職員が生物標本の展示エリアを巡回中、カジキのプラスティネーション標本の肋骨部分が破損しているのを発見した。監視カメラの映像を確認したところ、来館者の男性が勝手に右手でカジキの標本を触り、肋骨部分の骨の一本を折っていることがわかった。折られた骨は長さ約15センチ、直径約5ミリで、展示エリアの床に落ちていたという。

博物館の説明によると、このカジキの標本は、遺体に含まれる水分と脂肪分を合成樹脂に置き換えるプラスティネーションと呼ばれる技術で作られており、ホルマリン容器での保存などとは違い、標本を無臭かつ常温で半永久的に保存することが可能だが、修復には専門的な特殊技術が必要で、今回の修復には大連から専門チームを呼ぶ必要があり、修理費や渡航費を合わせると最低1万元(約20万円)以上はかかるという。

博物館側は「来館者に間近で標本を観察してもらおうと、館内では開放的展示を行っているが、全部の標本を触って良いわけではない。勝手に標本を触らないようにと案内板で注意しているほか、触っても良い標本のエリアを作っている。それでも来館者に標本が折ったり壊されたりするのは迷惑だ」として、標本を破損した男性を見つけ次第、賠償請求を行うという。また、賠償請求表明を通じ、来館者の生物標本に対する保護意識や文明的な参観態度を高めたいとも述べた。

記事は最後にプラスティネーション標本作成作業に従事している関係者の話として、「生物標本のプラスティネーションの加工過程は複雑でコストも高い。破損を修復することはできるが、専門的な技術者の手を借りる必要がある。国内最高のプラスティネーション標本の技術を有するのは、ドイツの技術を採用している大連の企業だ。成都生命奥秘博物館のカジキ標本の修復は、関連費用の合計で1万元以上必要なのは確実だ」と伝えた。(翻訳・編集/原邦之


※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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