2023年9月4日、韓国・KBSによると、秋慶鎬（チュ・ギョンホ）副首相兼企画財政部長官が「韓国経済は月別で変動性があるものの概して底を打ち、回復の初期段階に入ったとみられる」と述べた。

記事によると、秋副首相は同日の会議で「7月の産業活動は気象悪化などの一時的要因で不振だったが、輸出回復とサービス業改善が続いている」と述べた。

また「下半期の景気回復のカギを握る輸出は、8月の夏季休暇の影響があったにもかかわらず半導体を中心に輸出の減少幅が大きく緩和され、対中国輸出も100億ドル（約1兆4600億円）を再び超えた」とし、「貿易収支も3カ月連続の黒字が続くなど、当初の予想より良好な流れだ」と評価した。

その上で「9月は貿易収支の黒字基調に加え、輸出の減少幅がさらに緩和されるとみられる」と予想し、「10～12月期中には輸出がプラスに転換するだろう」と期待を示したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「根拠を示して発言するべきだ。昨年10～12月期はひときわひどかったから、前年比で良くなったと感じるのでは」「景気低迷により貿易収支の赤字を免れたのに、なぜ経済回復だなんて言えるのか」「国内外の全ての面で良くなる理由が一つもないのに。ただの希望事項だろう」「毎回同じ発言。そして結果は散々」「半年後には『予想より長い景気低迷が続いている』と言っているよ」など、否定的な声が多数寄せられている。（翻訳・編集/堂本）