中国の俳優フー・ゴー（胡歌）がこのほど、今年誕生した第一子となる長女の愛称について、特別な意味が込められていることを明かした。

主演映画「不虚此行」が中国で9日から劇場公開されており、フー・ゴーは各都市を回って宣伝活動を展開している。このほど、母校の上海戯劇学院に登場し、ファンからジャスミン（茉莉花）の花を贈られたが、このジャスミンは今年1月に誕生したフー・ゴーの長女の愛称「小茉莉」（モーリーちゃん）にちなんだものとなっている。

長女の誕生と結婚を同時に発表して世間を驚かせたが、娘の愛称「小茉莉」について、音が同じ「莫離（モーリー）」が由来になっていることを明かした。「莫離」すなわち「離れることなかれ」には、「いつもつながっていたい」という深い愛情と親心が込められている。

映画「不虚此行」は、フー・ゴー演じる死者への追悼文を書くことを生業とする脚本家が、さまざまな人との出会いの中で善意や温かさに触れ、人生の方向を見つけ出すストーリー。人間は誰でも死によって離れがたい人と別れることになるが、フー・ゴーは「この映画はどうやって別れに向き合えばいいのかを教えてくれる」と語っている。なお、フー・ゴーは19年に母親を病気で亡くしているが、「不虚此行」で演じた役はその喪失感と苦しみを少しずつ癒やす手助けをしてくれたという。（Mathilda）