「聖なる山」が「ごみ山」に……観光公害にあえぐ富士山、世界遺産登録抹消も―台湾メディア

Record China    2023年9月13日(水) 14時0分

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台湾メディアのTVBS新聞網は10日、「聖なる山がごみ山に、日本の富士山に観光公害」との記事を掲載した。

台湾メディアのTVBS新聞網は10日、「聖なる山がごみ山に、日本の富士山に観光公害」との記事を掲載した。

記事は、「日本の聖なる山である富士山は10年前(2013年)に世界遺産に登録されたが、登録から外される危機に瀕している」と指摘。「富士山ではこの(夏の)時期、毎日のように登山客が列をなしており、土産物屋やレストランは人であふれかえるというオーバーツーリズムの問題に直面している」とした。

そして、富士山の登山者数はコロナ前の水準以上に回復しており、低体温症や高山病などによる救急車出動要請も例年の5割以上増えていると説明。現地の担当者からは「富士山は悲鳴を上げている。オーバーツーリズムの問題を解決したい」との声が聞かれるとした。

また、登山者によるポイ捨てが増えており「富士山はすでにごみ山のようになっている」とし、日本のボランティアから「富士山の世界遺産登録が抹消されたらショック。登録を維持できるよう可能な限りの努力をしたい」との声が上がっていると言及。現地では登山者を制限したり、観光(入山)税を導入したりする案も出ていると伝えた。

その上で、スコットランドから富士山を訪れた観光客が「欧州では多くの場所で観光税を導入している。効果はあると思う」と語ったことも紹介。「日曜日(10日)が今シーズン最後の日(閉山日)となるが、地元政府はオーバーツーリズムという厄介な問題の解決に取り組んでいる」と結んだ。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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