日本はジャカルタ高速鉄道の延長プロジェクト入札の意思なしか―香港メディア

Record ASEAN    2023年9月13日(水) 13時0分

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13日、香港メディア・香港01は、インドネシアのジャカルタ―バンドン高速鉄道について、日本が延長プロジェクトに入札する意思がなさそうだと報じた。

2023年9月13日、香港メディア・香港01は、インドネシアのジャカルタ―バンドン高速鉄道について、日本が延長プロジェクトに入札する意思がなさそうだと報じた。

記事は、インドネシア紙ジャカルタ・ポストが12日に掲載した、日本の四方敬之内閣広報官へのインタビュー内容を紹介。インタビューの中で四方氏が、異なる国の技術を混ぜ合わせることはプロジェクトを複雑にする可能性があると指摘し「例えば、中国の高速鉄道プロジェクトに責任を持つことはできない。問題が発生したとなればなおさらだ」と語ったことを伝えた。

また、四方氏が中国の建設を請け負ってきたジャカルタ―バンドン高速鉄道の車両構成や鉄道システムについて日本は全く知らない状態であり、「日本ブランド」に傷をつけないためにも協力の可能性を探る上では慎重にならざるを得ないと述べ、インドネシアは「日本の重要な友人」であり、同鉄道の延長を支援したいとしつつも「商業的なフィージビリティーを確保するつためには、民間企業を含めての参入が必要だ」との見解を示したことを紹介している。

記事はその上で、同高速鉄道について、首都ジャカルタと同国第4の都市バンドンを結ぶ全長142キロ、投資総額73億ドル(約1兆800億円)の東南アジア初の高速鉄道プロジェクトであり、中国が「一帯一路」構想の目玉として現地企業との合弁会社を通じて建設、運営を請け負っていると紹介。一方で、新型コロナの感染拡大やコスト上昇などの問題により工期が4年ほど遅れており、インドネシア国内からは「そもそもインドネシア政府が日本との提携を選択していれば、もっとスムーズに進んでいたのではないか」という指摘も出始めていると伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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