2023年9月12日、韓国メディア・韓国経済は「若者の流動人口が多い繁華街であり、ハロウィーンパーティーの名所として知られる東京・渋谷区が、今年のハロウィーン期間は渋谷に来ることを控えるよう切に求めた」と伝えた。

長谷部健区長は同日の記者会見で「韓国の梨泰院事故のようなことが起きてもおかしくない」とし、「ハロウィーン目的で渋谷に来ないでほしい」と呼び掛けた。

これについて記事は「昨年10月29日にソウルの梨泰院で発生した雑踏事故に言及して危険性を訴えたとみられる」「ハロウィーン期間に発生し得る問題を未然に防ごうという目的だ」「日本の警察と行政当局は昨年のハロウィーンでも、梨泰院雑踏事故を踏まえて警備を強化した」などと説明している。

ハロウィーンの時期は例年、渋谷周辺は仮装した人でにぎわっているが、今年は新型コロナ禍後の外国人観光客の増加により多くの人が訪れると予想されている。

長谷部区長は安全性に「非常に危機感を抱いている」とし、路上飲酒によるトラブル発生や大量のごみ問題を指摘しつつ「渋谷はハロウィーンイベントの会場ではない」と強調した。

渋谷区は条例に基づき、来月27日から11月1日まで、夜間・早朝の路上飲酒を禁止する計画だという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、梨泰院雑踏事故について「あの事故は今思い返しても衝撃的」「国際的な恥さらしそのものだった」「梨泰院も強制的に統制するべき。自発的に集まっておきながら、事故が発生したら政府のせいにするのは、自由ではなく放従だ」「参加者の市民意識の低さが最大の原因だった。誰のせいにもしてはならない」などの声が上がっている。

その他「韓国も事故を防ぐために飲酒を取り締まろう」「そもそもハロウィーンは大勢の人が集まって遊び、飲み食いするイベントじゃない」「ハロウィーン祭りは今後、永遠にやらなくていいイベントだ」などの声が見られた。（翻訳・編集/堂本）