艾未未氏「中国は台湾に進攻しない」―独メディア

Record China    2023年9月19日(火) 16時0分

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18日、ドイチェ・ヴェレは、海外在住の中国人芸術家・艾未未(アイ・ウェイウェイ)氏が「中国はウクライナ戦争を模倣して台湾に進攻したりはしない」との見解を示したと報じた。艾未未氏のフェイスブックより。

2023年9月18日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、海外在住の中国人芸術家・艾未未(アイ・ウェイウェイ)氏が「中国はウクライナ戦争を模倣して台湾に進攻したりはしない」との見解を示したと報じた。

記事は、ベルリンでレゴの芸術作品を展示するためドイツに滞在中の艾氏がこのほど独紙ターゲス・シュピーゲルのインタビューを受けた際、台湾問題について「中国がウクライナ戦争を引き金にして台湾を攻撃するとは考えていない。中国はそこまで愚かではない」と語り、中国が台湾を攻撃する唯一のケースは、台湾が独立を宣言した場合との認識を示したことを伝えた。

また、台湾は香港と同じ運命に直面しているのかとの質問に対して艾氏が「香港はかつてイギリスの保護領であったが、台湾はより独立性を持っている」とした上で、台湾は現在より良い状況にあり、これまでやってきたことを続けるのが最善だと述べたことを紹介している。

さらに、中国本土の政治については「今後数年で大きく変わるとは思わない。経済状況の悪化や失業率の上昇があっても、中国は生き残り続けるだろう。サバイバルはもはや中国文化の一部なのだ」とコメントしたことを伝えた。

艾氏は現在66歳。11年に政府に批判的な発言をして北京で勾留され、15年には中国を離れてドイツのベルリンに在住。その後イギリスに渡り、21年からはポルトガルに住んでいる。記事は、インタビューで中国に戻りたいか聞かれた際に「母親の様子を見に行きたいが、そこで生活はしたくない」と語ったことを紹介した。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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