円安でも訪韓日本人観光客が100万人超え、20~30代の女性が中心=韓国ネット「いつでも歓迎」

Record Korea    2023年9月20日(水) 16時0分

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19日、韓国メディア・韓国経済は「新型コロナの流行以降、新大久保などで『渡韓ごっこ』を楽しんでいた日本人たちが大挙、韓国を訪れている」と伝えた。写真は韓国・仁川国際空港。

2023年9月19日、韓国メディア・韓国経済は「新型コロナの流行以降、新大久保などで『渡韓ごっこ』を楽しんでいた日本人たちが大挙、韓国を訪れている」と伝えた。

韓国観光公社によると、今年1~7月に韓国を訪れた日本人観光客は107万3591人と集計された。国籍別で最も多く、全訪韓観光客の19.7%を占めている。日本が1位になったのは11年ぶりで、中国(77万1198人)、米国(61万8688人)、台湾(50万5723人)を大きく引き離している。

かつてない水準の円安と新型コロナ以降に日本国内で見られた海外旅行需要の落ち込みを考慮すると、「極めて異例のことだ」と記事は伝えている。旅行業界関係者は「円安でも韓国を訪れる日本人が大幅に増えているのは、韓国旅行への選好度が上がったというシグナル」だと話している。

実際に選好度の高さはさまざまな調査の結果に現われている。1~7月に出国した日本人のうち韓国旅行者が占める割合は23.6%に達した。HISが7月に発表した日本人の夏休み旅行予約動向ではソウルが1位、釜山が7位に入っている。韓国観光公社によると、「超積極訪韓意向者」の割合は日本が15.4%で全体平均(9.0%)の1.7倍に達する。

現在韓国を訪れている日本人観光客の多くは、「K-コンテンツが人気のOTTサービスを中心とした第4次韓流ブームの中核消費者」である20~30代の女性だという。上半期に韓国を訪れた日本人のうち女性は66.2%と集計されており、特に、20代女性は27.0%、30代女性は9.1%に達し、いずれも同世代の男性の3倍になる。

韓国政府はより多くの日本人観光客を誘致するため、日本人男性をターゲットとした活動も展開中だという。先頃、「孤独のグルメ」の原作者、久住昌之氏を招いたのもその一環だ。久住氏は1泊2日でソウル市内の隠れた名店を紹介する映像を撮影しており、これらは今後、男性観光客をターゲットとしたマーケティングに活用されるという。

また、韓国観光公社の「2022年潜在訪韓旅行客調査」によると、日本人が訪韓時に最も希望するのは「グルメ探訪」(64.1%)だと集計された。ショッピング(62.8%)、歴史・文化遺跡の訪問(37.9%)を上回っている。韓国を訪れたい理由も「グルメが多いから」との回答が18.5%で最も多かった。文化体育観光部は下半期の中核マーケティングテーマを「日本人の飲食観光」と定めた。今後、K-FOODも全面に打ち出す考えだ。その他、国内各地域の特色を盛り込んだストーリーやテーマの開発にも力を入れていくという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「こんなふうに親しく交流するのはとてもいいことだ。反日を助長した前政権は、本当に最悪だった」「若い世代が交流し合うのはすばらしいことだよ」「日本人の韓国入国をいつでも歓迎します」などのコメントが多数寄せられている。

また、「韓国人のほうが何倍も多く日本に観光に行ってるよ」「日本は一番近い国で、清潔で食べ物もおいしい」「日本旅行が好きな韓国人も多い。互いに好意を持って悪いことはない」「日本に行ったとき、みんな親切で戸惑うほどだった。韓国では商売してる人たちが不親切、無愛想。日本がうらやましくなったよ」「日本人に学ぶべきことは学んで、韓国も先進国になろう」といった声も多く見られた。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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