高速鉄道の禁煙を訴える動画、「女性だけ」出演で物議―中国メディア

Record China    2023年9月24日(日) 19時0分

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20日、紅星新聞は、中国高速鉄道車内での禁煙を訴える動画に女性のみが起用されていることについて、ネット上で批判の声が出たと報じた。

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2023年9月20日、中国メディアの紅星新聞は、中国高速鉄道車内での禁煙を訴える動画に女性のみが起用されていることについて、ネット上で批判の声が出たと報じた。

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記事によると、高速鉄道の乗務員の制服を着た若い女性が、高速鉄道の車内やカウンターで喫煙するという間違った行動とともに、列車停車後にホームの喫煙所に行ってたばこを吸うという正しい行動を示す動画がネット上で拡散した。車内は禁煙で、停車後に喫煙所でたばこを吸うよう啓発する動画にもかかわらず、一部のネットユーザーから「なぜ禁煙を訴える動画に女性だけを起用したのか」「女性がわざとふてくされた表情をしている。女性蔑視ではないのか」といった不満や批判の声が数多く寄せられたという。


その後、この動画は最近撮影されたものではなく、約1年前の2022年10月9日にネット上で公開されたものであり、近ごろあるネットユーザーがSNSに転載したところ拡散したものだったことが判明。動画の制作者は鉄道関連部門ではなく、民間の職業技能訓練学校として20年に設立された広州万通交通城軌学院が撮影したもので、同学院では都市鉄道の輸送マナー、交通運営技術などに関する研修、教育が行われているという。

同学院の職員は「関連する苦情は受けていないが、ネットユーザーからの声については学校としても注視しており、どう対応するか検討中だ」とコメントするとともに、撮影に参加しているのは本物の高速鉄道職員ではなく、同学院の学生であると説明した。

さらに、なぜ女性だけを出演させたのかについて同学院側が「きれいな女子学生を選んだというだけで、他の意図はない。他に撮影した多くのビデオは男女の学生が一緒に映っている」と説明し、「女性を醜悪化している」との指摘に対しては「動画撮影本来の狙いではないし、女性をないがしろにする表現もしていない」と否定した。

記事によると、同学院は短編動画プラットフォームのアカウントを通じて467件の動画作品を公開しており、そのうち大半は同学院の学生が乗客や乗務員による誤った行動、正しい行動を実演するもので、多くの作品では男女の学生が一緒に出演しているという。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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