CRI online 2023年9月22日(金) 18時50分
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海南省の蜈支洲島周辺の海域ではここ数年、サンゴの移植と保全に力が入れられ、島周辺の海洋生態環境の改善で成果を上げています。
サンゴ礁は地球上で最も古く、最も貴重な生態系の一つです。サンゴ礁の広さは海底の面積の500分の1にも満たないのに、海洋生物種の30%近くに生息環境を提供しています。海南省の蜈支洲島周辺の海域ではここ数年、サンゴの移植と保全に力が入れられ、島周辺の海洋生態環境の改善で成果を上げています。
海南省の最南端にある三亜市が管轄する蜈支洲島は、2010年から定期的に海洋ゴミの除去を行い、サンゴ移植事業を続けてきました。そして魚や貝類の増殖や放流人工魚礁の投入などを通じて、「海洋牧場」の建設に力が入れられてきました。今年9月には同島付近で初めてアザラシが発見されました。海洋牧場の人工魚礁の間を縫って餌を探している姿がカメラで撮影されたのです。専門家によると、アザラシの到来は、水質と魚類資源の数の向上を示しているとのことです。
今年8月時点で、蜈支洲島で投入されたセメント成形体は2396個、沈船礁は21隻で、作られた空間は計7万2600立方メートルに達しました。海洋牧場建設事業は、近海の海洋生態環境を修復し、海洋生態系の安定性を高める上で重要な役割を担っています。(提供/CRI)
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2023/9/22
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