中国共産党中央政治局常務委員・中央紀律委員会書記の李希氏はブラジルの政府と同国の労働者党の招きに応じて、18日から22日にかけてブラジルを公式訪問しました。

李常務委員は、ブラジルのルラ大統領との会談で、習近平国家主席のあいさつを伝えた上で、「来年は両国の国交樹立50周年を迎える。両国は互いの核心的利益で引き続き支持しあい、全面的な協力を深めていく必要がある。BRICS国家や主要20か国・地域（G20）などのメカニズムの下で密接に協力せねばならない」と述べました。李常務委員はさらに、「中国共産党は労働者党とともに、交流と相互学習に力を入れ、両国関係を深めていくことを望んでいる」と伝えました。　

ルラ大統領は習主席への祝意を伝えた上で、「ブラジルは多国間システムの枠組み内での中国との協力を強化し、世界の平和発展を促進することに期待している」と述べました。ルラ大統領はさらに「私が所属する労働者党は中国共産党と密接な交流を維持している。両国関係と国民間の友情を深めるために積極的な役割を果たしていきたい」と述べました。

李常務委員はブラジルの副大統領、ブラジル議会の上院である元老院議長、労働者党総裁ともそれぞれ会談しました。

李常務委員はブラジル滞在中に、「中国共産党は引き続き揺らぐことなく党の紀律をただし、腐敗問題に取り組んでいく。党の自己革命を通して偉大な社会革命を率いていく」などと、中国共産党が第20回全国代表大会の精神と党内統治を全面的かつ厳格に実行している状況を紹介しました。（提供/CRI）