人民網日本語版 2023年9月26日(火) 20時30分
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北京市は23日、都市鉄道交通宅配便輸送試行事業をスタートし、都市鉄道交通のオフピーク時の余剰輸送力を利用して宅配便を輸送する全国初の試行プロジェクトとなった。
地下鉄でも宅配便を輸送できるようになった。北京市は23日、都市鉄道交通宅配便輸送試行事業をスタートし、都市鉄道交通のオフピーク時の余剰輸送力を利用して宅配便を輸送する全国初の試行プロジェクトとなった。列車の発車時刻と駅での停車時間を変更せず、乗客の乗り降りの邪魔にならず、設備や施設の改造を行わないことを前提に、オフピーク時の余剰輸送力を利用し、固定の路線、専任者による護送などの方法によって、宅配便の輸送を計画・実施する。北京日報が伝えた。
現在、北京市の常住人口は2000万人を超え、1日に発送・受け取りされる宅配便は約1500万個で、主に都市の道路を経由して運ばれている。北京市交通委員会の関係責任者は、「今回の試行は貨物輸送の道路から鉄道への転換とする都市交通分野での試みでもあり、物流輸送が道路輸送から鉄道輸送へと転換する新たなモデルを模索するものだ。交通委員会が旗振り役になり、幅広い調査研究と需給のマッチング分析を展開して、地下鉄の4号線と9号-房山-燕房線を試行路線第1弾に選んだ」と説明した。
そのうち9号-房山-燕房線での試行事業が23日に始まり、午前9時以降の都市部から郊外に向かう輸送力のゆとりという優位性(この時間帯の輸送区間の平均乗車率は20%を下回る)を利用して、新聞・雑誌を輸送することとした。
4号線の試行事業は25日にスタートし、平日のオフピーク時にのみ宅配便輸送事業を展開する。午後0時30分と午後3時30分の2回に分けて、順豊同城の宅配便を輸送する。この時間帯の輸送区間の平均乗車率は50%以下だ。
貨物は輸送中は車両の決められたエリアに整然と置かれ、乗客の乗り降りの邪魔にならないようにするとともに、地下鉄の安全面での要求にも応えている。
どちらの試行路線でも専任者が乗り込んで荷物を護送し、地下鉄車両内での貨物の移動には専任者が目を光らせ、貨物が輸送過程で他の乗客の動きを妨げないようにしている。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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