宇宙飛行士180日宇宙滞在無重力防護保証能力を備える―中国

人民網日本語版    2023年9月27日(水) 17時30分

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中国はすでに宇宙飛行士180日宇宙滞在無重力防護保証能力を備えているという。

このほど北京市で行われた「第1回宇宙医学先端フォーラム」で明らかになったところによると、中国はすでに宇宙飛行士180日宇宙滞在無重力防護保証能力を備えている。宇宙医学研究分野で得られた成果は、地上の一般の人々の心血管、筋骨格系、神経変性疾患、人類の老化、薬品の防護と選別などの研究にも力強い理論的サポートと技術プラットフォームを提供している。新華社が伝えた。

有人宇宙船「神舟15号」の宇宙飛行士である張陸(ジャン・ルー)氏はフォーラムで、自身の186日間の宇宙滞在における医療防護保証および宇宙医学試験(実験)状況と結びつけ学術交流も行った。張氏は、「医療保証は速やかで信頼性が高く、無重力防護は多様的・効果的で、宇宙医学の実験成果は豊富だ」と自身の体験に基づいて評価した。

宇宙医学は有人宇宙事業発展の重要学科で、人類の長期宇宙飛行を制限する健康問題を研究し、宇宙飛行士の宇宙における長期的かつ健康的な生存に理論的基礎と技術的サポートを提供するものだ。中国宇宙飛行士科学研究トレーニングセンター宇宙医学全国重点実験室の李瑩輝(リー・インフイ)主任は、「われわれは中国で有人宇宙健康保証任務を主に担当する科学研究チームとして、中国の有人宇宙事業の実施から30数年にわたり微小重力や宇宙放射などの宇宙特殊環境による医学問題に焦点を当て、中長期有人宇宙飛行無重力生理学的影響防護システムを構築した。全任務期間をカバーする総合対抗防護システムを開発し、有人宇宙飛行の短期から長期的・健康的滞在のブレークスルーを実現した。中国の宇宙ステーション無重力防護技術は全体的に世界の先端レベルに達した」と説明した。

李氏はさらに、「また宇宙医学の宇宙実験分野を切り開き、シリーズ化・規模化・汎用化の宇宙医学実験研究システムを完成させ、一連の宇宙医学の革新的なブレークスルーを達成し、中国および世界初の人工血管組織チップの研究を完了した」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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