2024年が結婚に適さないというのは本当か?―中国メディア

Record China    2023年10月8日(日) 6時0分

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3日、新浪熱点は、もとより結婚式のピークとされる10月1日の国慶節連休で今年は例年以上に結婚式が行われたとし、その背景に旧暦の来年に「春がやって来ない」ことがあるとする文章を掲載した。

2023年10月3日、新浪熱点は、もとより結婚式のピークとされる10月1日の国慶節連休で今年は例年以上に結婚式が行われたとし、その背景に旧暦の来年に「春がやって来ない」ことがあるとする文章を掲載した。

文章は、今年の中秋節・国慶節8連休は特に結婚式が多く、若い人の中には8日間中7日間が結婚式への参列だったという人さえいるようだと紹介。もともと結婚式シーズンの国慶節で今年は特に多かった理由について、「来年は『寡婦年』で結婚に適さないので、今年結婚しなければ再来年まで待たなければいけなくなる」という焦りによるものだと伝えた。

そして「寡婦年」とは「無春年」とも言い、旧暦の1年間において1度も「立春」がない年を指すと説明している。「立春」は月の満ち欠けを基準とする旧暦(太陰太陽暦)の中で季節を把握するため太陽の動きに合わせて定められた二十四節気の一つである。このため、同じく太陽の動きを基準とした新暦(太陽暦、グレゴリオ暦)では毎年ほぼ2月4日で固定される一方、旧暦では毎年春節前後日付が変わり、1年間に2度立春が来る「両頭春」と逆に1度も来ない「無春年」が発生する。旧暦の2023年は1月14日と12月25日の「両頭春」で、翌24年は立春が来ない「無春年」となる。

なお、その次に立春が来るのは25年1月7日で、この年は12月17日にもう一度立春が来る「両頭春」である。26年は12月28日の1度で、27年は再び「無春年」となる。このように「両頭春」も「無春年」も数年に1度の周期でやってくるものであり、決して珍しい現象ではない。

記事は「無年春も両頭春も人為的に作った暦によるものであり、幸せな結婚になるかどうかには決して影響を与えるものではない。このような非科学的な説が今なおどうして存在し、なおも多くの人に信じられているのか」とした上で、心理学的な研究によると「未知の事物の不確定性に対して人類が抱く恐怖感」がこのような迷信の根源のようだと説明している。

この話題は微博で注目を集め、ホットワードランキングで一時1位に入った。ネットユーザーからは「笑っちゃうよね。来年は民政局がお休みになったりするのかね」「変なこだわりは捨てて、結婚できる人はすぐに結婚すればよい」「そんなこと言ったら、立春が2回来る年は盛りが2回来るから浮気しやすいかもしれないぞ」「結婚は個人や家庭の状況がどうかにかかっていて、日取りは無関係」「まずは相手を見つけないことには始まらない」といった感想を残している。

また「今の御時世、毎年結婚に不向き」「来年どころか今後20年は結婚に適さないかも」「今世紀の結婚はよくなさそうだから、来世紀結婚することにした」など、結婚や出産を取り巻く社会的な環境が思わしくない状況を嘆くようなコメントを残すユーザーも見られた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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