2023年10月8日、網易体育は、閉幕した杭州アジア大会について、中国国家体育総局の周進強（ジョウ・ジンチアン）副局長がバスケットボール、バレーボール、サッカーの3大球技で期待通りの成績が残せなかったと語ったことを報じた。

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記事は、同局長が8日に史上最多となる201個の金メダルを獲得した同大会中国選手団の戦いぶりについて「3大球技が思うようにならなかった。女子のバスケとバレーは連覇の目標を達成したが、男子バスケは準決勝で主力メンバーではないフィリピンに敗れ、女子サッカーは準決勝で日本の2軍に負けてしまった」と振り返ったことを紹介。特に男子バスケについて「大事な場面、時間でプレッシャーに負け、大量リードを奪いながら逆転された。ナショナルチームのマネジメント、技術・戦術レベル、トレーニング、メンタル、現場での指揮などの面が再び問題が露呈した」とコメントしたことを伝えた。

その上で、男子バスケは同大会前に行われたワールドカップでの成績も思わしくなく、来年のパリ五輪の出場権を獲得できなかったとしたほか、男子バレーも同大会後に行われたワールドカップで精彩を欠き同じくパリ五輪出場権を事実上逃したと指摘。女子バレーもワールドカップでパリ五輪出場を決められなかったものの、世界ランクが高いことから後日出場権を獲得できる可能性があると紹介した。

バスケ、バレー、サッカーで中国代表の成績が振るわない状況について、中国のネットユーザーは「成績ばかり重視して競技の普及を軽視してきた結果。変えていくべきは成績ではなく、ちゃんとした競技普及システムをつくって市民がよりその競技に触れる機会をつくること。成績しか頭にない指導部では成長はない」「確かに納得いかない成績。特に男子はね」「男子サッカーはコメントの中で名前すら挙げられていない」「口はいいから、実際の行動で示せ」といった感想を残している。（翻訳・編集/川尻）