孫娘がSNSで富誇示、祖父の元市局長が調査され党籍剥奪、「処分軽すぎ」怒りの声も―中国

Record China    2023年10月12日(木) 13時0分

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中国広東省深セン市交通局貨運管理分局の元局長が、定年退職から十数年後に、孫娘がSNS上で富を誇示したことがきっかけで、重大な規律違反の疑いで当局に調査され、このほど党籍剥奪などの処分を受けた。

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中国国営新華社通信などによると、中国広東省深セン市交通局貨運管理分局の元局長が、定年退職から十数年後に、孫娘がSNS上で富を誇示したことがきっかけで、重大な規律違反の疑いで当局に調査され、このほど党籍剥奪、二級科員の退職待遇に降格、違法所得没収の処分を受けた。

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仏ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)や米ラジオ・フリー・アジア(RFA)などの海外メディアは、この処分に対し、中国のSNS上で「軽すぎる」などと不満と怒りの声が上がっていると報じた。

報道によると、微博(ウェイボー)アカウント名「北極鯰魚」は今年3月、「家産は9桁、好きな国に住める」「わが家にこんなにもたくさんのお金を与えてくれた庶民を好きにならずにいられない」などと投稿して批判を浴びた。

その後、「北極鯰魚」の父方の祖父について、深セン市交通局貨運管理分局の元局長で、2007年に定年退職する前に資本金1200万ドルで会社を設立していた鍾庚賜(ジョン・グンツー)氏と特定された。

深セン市の規律検査委員会と監察委員会はこのほど、鍾氏に対する調査結果を公表。「機に乗じて蓄財し、規則に違反して営利活動に従事した」「許可を得ず規則に違反して副業により報酬を得た」「立場を利用して他人の利益を図り、他人の財物を違法に受け取った」などとし、「中国共産党規律処分条例」「中華人民共和国監察法」「中華人民共和国公職人員政務処分法」の関連規定に基づいて処分内容を決定したことを明らかにした。

この処分について、SNS上では「牢屋に入れられることもなく、家族に累を及ぼすこともなく、退職年金は引き続きもらえるなんておかしい」「党籍剥奪されても余生に影響ないじゃないか」などの声が上がったという。(翻訳・編集/柳川)


※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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