2023年10月12日、韓国日報は「今年に入り首脳会談が相次いで開催されるなど日韓関係改善が急速に進む中で韓国に好感を抱く日本人も増えているが、日本に好感を抱く韓国人はむしろ減っている」と伝えた。

記事によると、言論NPOと韓国の東アジア研究院（EAI）は同日、8～9月に日本人1008人、韓国人1000人を対象に行なった調査の結果を発表した。

それによると、現在の日韓関係について「良い」と答えた日本人は29．0％で、前年（13．7％）より大幅に増加。「悪い」との回答は39．8％から21．2％に減少した。韓国人も「良い」との回答は4．9％から12．7％に増加。「悪い」との回答は64．6％から42．0％に大幅に減少したという。

ただ、関係改善は両国に対する好感度の上昇には必ずしもつながらなかった。韓国に肯定的な印象を抱く日本人は37．4％で、前年（30．4％）より7．0ポイント上昇したが、日本に肯定的な印象を抱く韓国人は28．9％で、昨年（30．6％）より下落した。記事は「日本植民地時代の強制徴用問題の解決策など、日韓関係改善に向けた両国政府の態度に対する不満が影響を与えたとみられる」と分析している。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「たたいた人はすぐに忘れるけど、たたかれた人はずっと忘れない」「韓国政府が日本の処理水放出に反対するどころか、税金を使って日本を支援しているのだから、良い気はしない」「日本人が嫌いというより、日本の政治が嫌いなんだよ」などの声が上がっている。

一方で「韓国人も本当は日本が好きだけど、口に出して言えないだけ」「訪韓日本人は30万人、訪日韓国人は600万人」「僕は日本人が好きだよ」との声も見られた。（翻訳・編集/堂本）