中国外交部の汪文斌報道官は12日の定例記者会見で、「一帯一路」の共同建設が世界の共同発展の実現にとってどのような意義を持つかとの質問に対し、「『一帯一路』イニシアチブは世界各国のために共同発展と繁栄の道を開き、中国の大国としての責任と役割を示している」と述べました。

汪報道官は、「この10年間、『一帯一路』の共同建設は協議・協業・共有の原則を堅持し、国民生活に高い基準で持続可能な恩恵をもたらすことを目標として、発展を制約する最大のボトルネックである相互接続の問題の解決に力を入れてきた。次々と整備される道路、鉄道、航路は交通と輸送の状況を大幅に改善し、より効率的な貿易ネットワークを構築して、関係国が世界市場に参画するコストを効果的に下げ、その発展のポテンシャルを大幅に高め、振興の道を歩むことをサポートしている。世界銀行は、『一帯一路』共同建設への参加により、関係国では2030年までに760万人が極端な貧困から抜けだし、3200万人が中度の貧困から脱却すると予測している」と説明しました。

汪報道官はさらに、「われわれは第3回『一帯一路』国際協力サミットフォーラムの開催を契機に、国際社会と共に経験を総括し、青写真を描き、『一帯一路』という羽ばたく翼が世界を平和的発展、協力・ウィンウィンの明るい未来へと導くようにしていきたい」と述べました。（提供/CRI）