中国で博物館建設ラッシュ、米ナショナルジオグラフィックが「ベスト6」選出―中国紙

Record China    2023年10月17日(火) 6時0分

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中国紙・環球時報(電子版)は13日、「中国は博物館建設ラッシュの真っただ中にある」とする米ナショナルジオグラフィックの記事を取り上げた。

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中国紙・環球時報(電子版)は13日、「中国は博物館建設ラッシュの真っただ中にある」とする米ナショナルジオグラフィックの記事を取り上げた。

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記事によると、中国では2020年以降、20を超える新しい文化施設が建設されている。都市、町、さらには山村を舞台に、考古学、天文学、SF、帝国史など、さまざまな展示が行われている。巨大な丸太小屋に似ているものもあれば、地層を模倣したもの、または何千ものガラスの「魚の鱗」で覆われているものもある。これらは中国の膨大な資源と壮大な野心を表していると学者らは言う。シドニー大学の中国学専門家、グオ・インジエ氏によると、博物館は民族の復興、現代化、文明を示す必須の指標だ。コーネル大学の都市計画専門家、トーマス・カンパネラ氏によると、現代中国の都市主義の特徴の一つがこれらの建築作品だ。

記事は、「中国で最も重要かつ新しい博物館」として、次の六つを紹介している。

(1)上海天文博物館

上から見ると、まるで巨大な金属製の貝の殻が剥がされて、きらめく真珠が露出したかのように見える。宇宙を一望できるこの前衛的な建物は、世界最大のプラネタリウムとも呼ばれている。

上海天文博物館

上海天文博物館

上海天文博物館

(2)広州芸術博物院

咲く英雄の花を模倣してデザインされたガラスの「魚の鱗」で覆われ、5階建てのアトリウムを誇る派手な建物だ。古代から現代までの中国絵画、水彩画、書道、漆器、写真などが展示されている。

広州芸術博物院

広州芸術博物院

広州芸術博物院

(3)北京声音芸術博物館

アーティストのコリン・チネリー(秦思源)氏は10年にわたって定期的に中国の首都の通りを歩き、この大都市から消えつつある騒音を捉えてきた。同館は、伝統的な露天商の賑やかな呼び声から公園で吹かれる鋭い鳩笛まで、北京の進化する音風景を記録している。

北京声音芸術博物館

北京声音芸術博物館

北京声音芸術博物館

(4)成都SF博物館

ザハ・ハディド・アーキテクツが設計した未来の宇宙ステーションのようなこの博物館で今月、世界のSFファンの祭典であるワールドコンが開催されることは、SFの国家的拠点としての成都の地位を物語る。

成都SF博物館

成都SF博物館

成都SF博物館

(5)隋唐大運河文化博物館

河南省洛陽市の旧市街にあり、スライスした竹の枝を並べたような黄色い屋根が特徴で、工学的偉業の一つを称えている。運河から回収された難破船や、活気に満ちた運河の活動を描いた古代洛陽の壁画などが展示されている。

隋唐大運河文化博物館

隋唐大運河文化博物館

隋唐大運河文化博物館

(6)曹操高陵遺跡博物館

河南省安陽市の近くで発掘された、今から約1800年前の後漢末の権臣で「三国志」の英雄の一人である曹操の墓の周囲に建てられた博物館。(翻訳・編集/柳川)

曹操高陵遺跡博物館

曹操高陵遺跡博物館

曹操高陵遺跡博物館

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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