Record China 2023年10月18日(水) 0時0分
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中国・北京市で交際相手の男から薬を飲まされ流産した女性が、騒動の経緯について語った。
中国・北京市で交際相手の男から薬を飲まされ流産した女性が、騒動の経緯について語った。中国メディアの華商報が16日付で伝えた。
34歳の王さんによると、男は31歳の医師で2021年10月にお見合いサイトを通じて知り合い、翌月から交際をスタートさせた。今年5月14日、王さんの妊娠が判明、王さんは自分はもう若くないからと出産を希望したが、男は「子どもはいらない。早いうちにおろしてほしい」と言った。
2日後の16日、男は「君の家に行って話がしたい」と連絡してきた。王さんは違和感を覚え、男を家に上げるのに抵抗があったため17日に自分から男に会いに行った。2人はコンビニで飲み物を購入し、話し合ったが折り合いはつかなかった。
18日昼頃、男は電話をかけてきて「どうか?」と聞いてきた。王さんが「何がどうなの?」と聞き返すと、男は「君の飲み物に薬を入れた。出血していないかと思って」と言った。また、チャットアプリで写真を送ってきて「奇形児が生まれるよ」などとも。王さんは怒ったものの、男が冗談を言っているのだと思っていた。
20日に男は王さんの元を訪れ、午後5時に外で食事を共にして一緒に帰宅。その後、王さんは強烈な眠気に見舞われ午後10時には寝てしまった。その後、男はごみ捨てに行くなどと言って王さんを無理やり起こし、「水を飲むかい?」と保温マグに入れた水を飲ませた。翌朝、王さんは保温マグの中の水が濁っているのに気付き、水は飲まずにジュースを飲んだ。
21日、男は王さんをなぜか車ではなくバイクに乗せて食事に出かけた。道中、わざとくぼみを通るなどして衝撃を与えていたという。そしてその夜、王さんは腹痛に見舞われ出血。おかしいと気付き、家の中に仕掛けた監視カメラを確認したところ、王さんが20日夜に寝てしまった後、コップの水に2種類の薬を混ぜて保温マグに移しかえる男の様子が映っていた。男はジュースにも薬を混入していたことが分かった。
王さんはその後、流産した。思い返して初めて男の不自然な行動が1本の線につながった。王さんが男を問い詰めると、初めは睡眠薬を盛ったと認め、後に中絶薬を混入したことを認めた。男は王さんに謝罪し、男の両親も「警察には通報しないでほしい。2人の結婚を考えている。補償もする」と頼んできたため、王さんは情に流されてしまったという。
ところが、その後、いつまでたっても結婚の話は進まず、しまいには「そんな約束はしていない」と否定し始めた。現在は双方の関係は完全に悪化したといい、王さんは「彼は絶対に結婚しないと言った。子どもは不要で、結婚もしたくないというのが彼の目的。私はばかだった。すぐに警察に通報すればよかった。お医者さんからは流産する前に検査していれば薬の成分は検出できたと言われた」と語った。
王さんは医者らの勧めもあり今月7日に警察に通報した。男は警察の調べに「飲ませたのは避妊薬。彼女は中絶薬を飲ませたと言っているが、証拠がない」と主張。「妊娠しているのが分かっているのになぜ避妊薬を飲ませたのか」との問いには「その通り。確かに私の過ちだ」と回答したという。なお、王さんは監視カメラの映像から男が混入した薬が中絶薬のミフェプリストンとミソプロストールであることがはっきり分かると主張している。
現在、北京市衛生当局も調査に動いているといい、王さんは「このことが明らかになったことで、私に対する批判もあるがすべて受け入れる。泣き寝入りはしたくない。彼の法的責任を追及していく」と語っている。(翻訳・編集/北田)
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