中国銀行協会は16日に「中国上場銀行分析報告2023」を発表した。それによると、中国の上場している銀行の資産規模は265兆元（約5300兆円）を超えており、銀行業が実体経済を支援する主要な力となっている。

同報告によると、現在の中国上場銀行には大手国有銀行6行、株式制銀行10行、都市商業銀行30行、農村商業銀行13行が含まれる。

データによれば、昨年末時点で、上場銀行58行の製造業分野への貸出金残高は計14兆5900億元に上り、企業への貸出金に占める割合が年々上昇しており、この資金が製造業のトランスフォーメーション・高度化を力強く支援したことがわかる。

複数の銀行は「今後も引き続き実体経済や民生の消費といった分野を支援する力を強化する」としている。（提供/人民網日本語版・編集/KS）