香港映画「怒火蔓延」で12年ぶりに共演する俳優のアンディ・ラウ（劉徳華）と俳優ニコラス・ツェー（謝霆鋒）の姿が、19歳の年齢差を感じさせないとネットでも驚きの声が上がっている。

デレク・クォック（郭子健）監督の最新作となるクライムアクション映画「怒火蔓延」が17日、香港でクランクインセレモニーを開催。この映画では、2011年公開のベニー・チャン（陳木勝）監督「新少林寺/SHAOLIN」から12年ぶりに、アンディ・ラウとニコラス・ツェーが共演を果たしている。

現在62歳のアンディ・ラウと43歳のニコラス・ツェー。2人の縁はニコラス・ツェーが赤ちゃん時代にさかのぼり、過去には撮影現場でニコラス・ツェーを抱っこして頬にキスをするアンディ・ラウの姿を撮った写真も話題になった。それから長い時を経て、クランクインセレモニーで並んだ2人の姿は、「19歳の年齢差を全く感じさせない」とネットでは驚きの声が上がっている。

ニコラス・ツェーの父は俳優パトリック・ツェー（謝賢）で、このためデビュー以前の子供時代から映画の撮影現場に出入りしていた。過去に台湾のバラエティー番組でアンディ・ラウが語ったところでは、そんな時に現場で写真を撮られたという。番組でアンディ・ラウは、過去にこういった関わりがあるものの、ニコラス・ツェーからは一度も「おじさんと呼ばれたことはない」と語って爆笑を浴びている。

なお、ニコラス・ツェーは16歳で正式にデビュー後、アンディ・ラウのファンを公言しており、目を掛けてくれたことに感謝の言葉も述べている。99年リリースの初の北京語アルバム「謝謝你的愛1999」は、アンディ・ラウの92年のヒット曲「謝謝你的愛」のタイトルを引用しており、アンディ・ラウに敬意を捧げた作品とも言われる。（Mathilda）