アリババ系のタオバオでもWeChatペイが使用可に、進むプラットフォームの「相互接続」―中国

人民網日本語版    2023年10月21日(土) 6時0分

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アリババ系のタオバオでもWeChatペイが使用できるようになった。

ダブル11(11月11日のネット通販イベント)のプレセールが始まり、通販大手の淘宝(タオバオ)とSNS大手の微信(WeChat)がなんと手を結んだ。最近、多くのネットユーザーが淘宝の決済ページに「微信でQRコードをスキャンして支払い」の選択肢が加わったことに気づいている。

これについて淘宝のプレミアム会員サービス「88VIP会員」は、微信のコードスキャンによる決済機能は段階的にリリースしているところで、現時点では一部のユーザーにしか開放されておらず、この決済方法に対応する商品も一部にとどまる。

今回の淘宝と微信の相互接続について、SNS上でネットユーザーからは「大歓迎」「すごくいい。微信に入っているお金を現金化するには手数料がかかるので、これからは淘宝で使うことにする」などの声が上がった。

淘宝の決済はこれまで支付宝(アリペイ)、花唄(ファーペイ)、知人に代行してもらうなどしかなく、どれも阿里巴巴(アリババ)グループ内のエコシステムに限定されるものだった。現在、ショート動画共有アプリ「抖音(中国版TikTok)」は支付宝と銀行カードでの決済にのみ対応し、微信支付(WeChatペイ)には対応していない。ECプラットフォームの拼多多は商品を受け取ってから代金を支払うことができ、微信、支付宝、微信での知人による代行、QQ銭包(QQウォレット)、花唄の5種類の決済方法が使える。

業界関係者は、「これまでプラットフォームの間は遮断されており、これは自社へのアクセス生態圏を保護する役割を果たしていたが、この相互遮断こそがインターネット上の巨大なデジタルデバイド(情報格差)を生み出し、ユーザー体験の質を下げていた。相互接続はこれからの方向性になる」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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