貴州省でも1歳男児が大型犬に襲われ重傷、高まるペット飼育マナーへの懸念―中国

Record China    2023年10月21日(土) 10時0分

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20日、大衆網は貴州省で1歳の男児が祖母と共に猛犬に襲われて重傷を負う事故があったと報じた。

2023年10月20日、中国メディアの大衆網は貴州省で1歳の男児が祖母と共に猛犬に襲われて重傷を負う事故があったと報じた。

記事は、中国のネット上でこのほど、「貴州省凱里市で凶暴な犬が子どもにかみつくトラブルが発生した」として現場の様子を撮影した動画が拡散し、注目を集めたと紹介。拡散した監視カメラの映像によると、祖母が男児を連れて建物の地下駐車場を通りかかったところ、突然犬が子どもに襲いかかり、祖母が慌てて男児を抱き上げるも犬は飛び上がって男児の首にかみつき、祖母を地面に引きずり倒したと伝えた。

そして、男児と祖母の家族が19日に現地メディアの取材に対して、事故が9月9日午後に発生し、男児は頭部をかまれてもう少しで脳まで傷が到達するところだったほか、祖母は首の動脈をかまれて出血性ショックを起こしたと明かし、2人は幸い通りかかった市民によって速やかに救助されて病院に運ばれ、祖母は4時間に及ぶ蘇生措置によってようやく一命を取り留めたと語ったことを紹介している。

また、家族の話として、男児は多数かまれた跡があったものの祖母に比べると傷の程度は軽かったこと、襲った犬が野良犬ではなく飼い犬である可能性があることなどを紹介。「鑑別の結果、かんだ犬はベルジアン・シェパード・ドッグ・マリノアという軍用としても飼われる種類で、鑑札とリードが付けられていたので野良犬ではないことは間違いない。近所にこの犬を飼う人物がおり、実際に訪ねたものの相手は自分の犬と認めない。警察にも状況を伝えたが何の進展もないので、メディアに助けを求めた」と家族が語ったことを伝えた。

記事は、この件について凱里市の管轄警察署が「確かにトラブルは発生しており、現在証拠を集めている最中だ」とコメントしたことを伝えている。

中国では近ごろ、放し飼いの飼い犬が幼い子どもをはじめとする市民を襲撃するトラブルが頻繁に発生しており、先日も四川省で2歳の女児が放し飼いの大型犬に襲われて重傷を負ったことが報じられて注目を集めた。ネット上では、犬をリードをつながずに放し飼いするなどペット飼育のマナーを守らない飼い主に対して厳罰を求める声も出ている。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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