中国の習近平国家主席は20日午前、北京の人民大会堂で第3回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムに出席するため中国を訪れたベトナムのボー・バン・トゥオン国家主席と会談しました。

習主席は、「主席同志と会えてとてもうれしい。今回は国家主席就任後、初の中国訪問で、熱烈に歓迎する」と喜びを伝えました。また、ベトナム共産党のグエン・フー・チョン総書記への真摯なあいさつを伝えました。

その上で、「中国とベトナムはそれぞれ現代化事業を推進している」とし、激変している国際情勢と大きな困難が重なる国内発展任務を前に、人民の根本的利益から出発し、伝統的な友好の初心を忘れず、共通の理想と使命を銘記し、手を携えて社会主義の道を揺るぎなく歩み、戦略的意義のある運命共同体を構築する必要性を強調しました。

習主席はさらに、「共同協議・共同建設・共有の原則も堅持しなければならない。地理的に近く、産業面で相互補完性があるという優位性を十分に発揮させていく。『一帯一路』イニシアチブの共同建設と『両廊一圏』（両国を結ぶ2つの経済回廊と環北部湾経済圏）のマッチングに向けた協力に力を入れ、各自の発展をより良くサポートし、両国人民に一層の恩恵をもたらそう」と、両国の協力強化を強調しました。

「両廊一圏」は中国とベトナムが共同で打ち出した域内経済協力を促進する戦略的措置です。（提供/CRI）