CRI online 2023年10月22日(日) 17時0分
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浙江省の烏鎮で今月19~29日に第10回烏鎮演劇祭が開催されています。
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浙江省の烏鎮で今月19~29日に第10回烏鎮演劇祭が開催されています。日本、ドイツ、ポーランド、インド、イタリア、ベルギーなど11の国・地域から28作品が計87回上演され、最新作14作品も含まれています。中には、演劇の巨匠ロバート・ウィルソンの新作『"H" 100 Seconds to Midnight』、 エミリア・ロマーニャ演劇財団の『ゴドーを待ちながら』、カンパニー・ルイ・ブルイヤール演出の『童話と伝説』などの名作もあり、世界のアーティストが中国に集まる、芸術の祭典になっています。
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今回の演劇祭の開幕式に、演劇の巨匠ロバート・ウィルソン氏が出席し、開幕劇は彼の新作『"H" 100 Seconds to Midnight』でした。鮮烈な視覚表現が観客の胸を打ち、会場は拍手喝采に包まれました。
烏鎮は演劇ファンの聖地として知られています。烏鎮演劇祭の組織委員会によると、烏鎮演劇祭のチケットは開催前の30日に発売し、およそ3万5000枚のチケットが発売から1時間以内にすべて売り切れました。一番人気のカンパニー・ルイ・ブルイヤール演出の『童話と伝説』は3万8711人が同時にオンラインでチケットを奪い合い、発売開始わずか3.9秒で完売しました。
今回の演劇祭で上演される8作品のチケットを購入したという来場者に話を聞くと、「烏鎮からおよそ1800キロ離れた貴州省の貴陽市から来た。烏鎮演劇祭に3年連続参加しているが、毎年チケットの奪い合いが激しいため、頑張ってチケットを取った。芝居が大好きで、今回は1週間の滞在期間で8作品を鑑賞する。烏鎮はどこも芸術感に溢れ、少し歩くとところどころで即興劇、人形劇、インスタレーションなどが行われていて、期待を上回る大興奮の毎日だ」と話していました。
一方、今回の演劇祭でチケットを取れなかったという来場者に話を聞くと、「演劇のチケットは取れなくて残念だが、それでも演劇祭に行ってみたいと決意して来た。現地に着いたら、無料で鑑賞できる様々な戯曲やイベントが催されていて、国内外の有名俳優やアーティストにも町で会えて、思いもよらないサプライズでとても興奮、本当に来て良かった」と話していました。
演劇祭の期間中、屋外カーニバル、若手俳優による演劇コンテスト、ワークショップ、対談なども行われています。「カーニバル」では、さまざまな無形文化遺産の伝承者たちが伝統劇などを披露し、30カ所を超える屋外会場で即興劇、人形劇、デジタルパフォーマンス、インスタレーションなどが上演されています。
今回の烏鎮演劇祭で、日本からは劇団・チェルフィッチュによる『宇宙船イン・ビトゥイーン号の窓』が27~28日に計3回上演されます。演出岡田利規が手がける本作は、日本語を母語としない俳優の出演が特徴的なSF演劇で、中国国内でも注目を浴びています。(提供/CRI)
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